こんにちは!東大農学部に在籍しているいんこLOVERです。
最近はオミクロン株の勢いで、一時期は落ち着いていた新型コロナウイルスの感染状況が悪化してしまい、また自粛を余儀なくされることになってしまいました。
家でこの記事を書くため一人でパソコンに向かっていると、2年前のコロナ禍が始まった時のことを思い出します。
そこで今回はコロナ禍の大学生活(授業編)について書いていきたいと思います。
始まりは突然に…
ちょうど2年前の年始め、肺炎を起こす新しいウイルスが中国で発見されたというニュースが報道されます。
当時ウイルス学を学んでいた私は「あ、授業で習ったコロナウイルスだ!あと1週間報道が早かったら試験に出されていたかもな。危ない危ない。」と呑気なことを思っていました。
2月くらいまではまだまだ自分たちの生活に影響が及ぶとは思っておらず、授業も普段通りに受けていました。
しかし新学期を控えた3月下旬、大学から「授業を全てオンラインにする」という通知が出され、4月から家でオンライン授業を受けることになります。
夏休み前までは学生が構内に入ることも制限がかけられており、卒論のため研究をしなければならない先輩方はとても焦ったそうです。
最初の頃は先生も学生もオンライン授業に慣れておらず、トラブルが沢山ありました。
画面共有ができない
音声がミュートできておらず生活音が入ってしまう
大学のサーバーが落ちて配布資料が見られない
などなど…。
でも次第に慣れてきて、オンライン授業のメリットも見えてきました。
①移動の手間がかからない
私のように家と大学の距離が遠い人にとってオンライン授業は凄くありがたかったです。
1限の授業は8時半から始まるのですが、電車の遅延も考慮すると5時台に起きなければ対面の講義に間に合いません。
ですがオンラインならば授業が始まる直前に起きれば大丈夫!
そのせいかオンライン授業になってから1限の出席率が高くなりました。
②成績評価方法が変わった
対面試験の開催を制限されているため、成績評価は全てオンラインで行わなければなりません。
そのためカンニングの防止は難しいです。
これへの対応策としてレポートによる成績評価が多くなりました。
ほとんど家で過ごしているのでレポートを書く時間は沢山あります。
そして細かい知識を覚える必要がないため試験前の負担がとても減りました。
(ただ、試験をやっていた頃に比べて知識の身に付き方は少し劣ります…。)
③どこでも受講できる
春休みに実家に帰省した状態で「オンライン授業にする」という通知が来た地方出身者の学生の中には、
そのまま実家で受講していた人もいたようです。
また国からの緊急事態宣言が解除された後もオンライン授業は続きました。
そのため自分達の思い思いの場所で受講しています。
バイトへの移動中の電車で、行きつけのカフェで、中にはディズニーで受講する猛者もいました!笑
夏、一部対面開催が許可される
原則オンライン授業とは言っても、対面で行わなければ得られない学びがあるのも事実。
特に農学部の中でも私の所属する獣医学専修は動物を使った実習を行うことが卒業要件に含まれています。
そのため他の学科より一足先に対面での実習が許可されました。
それから午前中は家でオンライン授業を受け、午後は大学に行って対面の実習を行うという生活が始まります。
ですがこれには少し問題がありました。移動時間です。
家が遠い人は午前中の授業が終わってからすぐに家を出なければ実習に間に合いません。
酷い場合は2限の授業を電車で聴きながら通学しなければならないこともありました。
こうした問題を少しでも解消するため、大学は今まで105分あった授業を90分に短縮し、
昼休みに通学する学生になるべく不便をかけないようにしてくれました。
…まあ、それでも間に合わない場合は仕方ないので1限が始まる前に大学へ行ってそこでオンライン授業を受けていたんですけどね(オンラインにしている意味…)。
泊りがけの実習
獣医学専修には牧場実習と呼ばれる泊りがけの実習があるのですが、それにも大幅な制限がかかっていました。
①実習へ行く前にはコロナの検査を受ける
②宿舎は一人部屋で実習の時間以外は基本的にそこで過ごす
③食事は(冷たい)弁当を自分の部屋で一人で食べる
④牧場の外へ買い出しに出かけてはならない
ということを実習前に告げられ、軟禁状態のようなものでした。
東京の大学生は比較的田舎にある牧場の周辺住民に信用されていなかったのです。
本来牧場実習ではBBQなどを楽しむのがまるでメインイベントのように扱われていましたが、このままだとそれを体験せずに卒業することになりそうですね(^_^;)
あ、もちろん牧場実習の本来の目的である動物を使った実習はちゃんと出来ています!それは楽しかったですよ!
なおこれは昨年度の牧場実習の話で、今年度の牧場実習は去年9月に予定されていたものがコロナ第5波の影響で延期となり、今年の2月に行う予定です。
でもそれも感染状況次第で再度延期になるかもしれないですね。
さいごに
このようにコロナ禍で得をしたこと、損をしたことがそれぞれありました。
今回は授業編でしたが、今度は日常生活編も書いてみようと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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